食生活,充血,疲れ眼,むくみ,クマ

「気の持ちよう」では解決しない

自分を責めないで!

 

吉田仕事を持っている人は更年期障害になりにくいとか前向きな気持ちでいれば症状が気にならないとかよく言われますよね。

 

そういう面もあるのでしょうか。

 

田村バリバリ仕事をしていても、生きがいをもって前向きに暮らしていても、更年期障害になる人はなります。

 

「要は気の持ちよう」みたいに精神論で片づけてしまうと、実際に苦しんでいる女性をかえって追い込んでしまったり、適切な治療を受けるチャンスを逃すことにつながったりするんじゃないかと思います。

 

吉田更年期のつらさは、自分のせいではないということですね田村そうです。

 

なる人はなるんですから、自分の性格やライフスタイルのせいにしないほうがいいと思います。

 

吉田まわりの理解がないと、いつのまにか自分でも「私が悪いの!

 

?」となってしまいますよね。

 

田村私の経験を少しお話ししますね。

 

私は若いころからずっととても忙しく働いてきたんです。

 

でも、とてもひどい更年期障害に苦しめられた。

 

しかもそれが更年期のせいだとは,医者であるにもかかわらず、最初はまったく気がつかなかったんです。

 

吉田田村先生は、もともと循環器のお医者さんでいらっしゃるんですよね。

 

田村そうなんです。

 

私たちが医学教育を受けたときには、やっぱり精神論みたいなものが強くて、「更年期障害はヒマ人がなるんだ」「ワガママ病、ぜいたく病なんだ」なんていう観念を男の先生に植えつけられた面があるんです。

 

吉田今でもそう思っている男の人って、けっこういると思います。

 

田村私は51歳で閉経したんですが、そのあとものすごく疲労感が強くなって、もうダメだと思ったときが55歳。

 

その時点で常勤医で働くことをあきらめたんです。

 

本当に疲労困憊してしまってどうにもならなくて、辞めざるをえなかった。

 

で、一日おきにパート医みたいなのをやっていました。

 

吉田フルタイムで働けないほど、ひどい症状だったんですか。

 

今の田村先生からは想像できませんが。

 

田村本当はヘロヘロになっていても、外では絶対にそんな顔は見せませんでしたね。

 

仕事をしているときはプロですから、元気そうに見せていました。

 

でも終わるともう立ち上がれないほどの疲労感なんです。

 

でも、それが更年期のせいだなんて思っていなかった。

 

これだけ仕事を続けてきたのだから、疲れてもしょうがない、と思っていたんです。

 

更年期障害なんていうものに自分がなるなんて思ってもみませんでしたから。

 

だってすごく忙しくて、仕事ではみんなに頼られて、家族もいるし、毎日が充実していた。

 

例の精神論から言えば、私が更年期障害になるわけないんです。

 

はた目にはわからなかったと思います。

 

お化粧もちゃんとしていましたし。

 

でも、それまで忙しくても家族の食事を作っていたのが、「もうダメ!

 

ごはんも作れない」となった。

 

病院では患者さんの声が遠くに聞こるようになったりして、そのときに「もうダメだ、一回辞めよう。

 

辞めるしかない。」と決心しましたね